自分の結婚式の招待状や会場の装飾など制作物全般を夫婦でデザインしました。全体に統一感を持たせる役割として、それぞれの干支やビールのホップなどをモチーフにし、イラストレーションやアイコン的な表現など、デザイン物によってアウトプットを変えています。招待状は封筒・本体・返信用葉書などそれぞれで別の紙を使用しており、共通項としてどれにも活版印刷をしました。また、当日のプロフィールブックは竹尾のファインフルートを使用。同じテーブルの上にいくつも並ぶので、一枚ごとに表情を変えたく、表紙は印刷ではなくハンコを制作して文字の位置をランダムに押しました。そして、2人のポートレイトをイラストレーターの平井利和さんに描いていただきウェルカムスペースに展示しています。平井さんの世界観で自分達が表現されていることに感動し、とても気に入っています。とても貴重な経験でした。また、会場は京都のPAVILLION COURTさん、築100年以上前に古美術を展示販売する目的で設立された洋館で京都最古の鉄筋煉瓦造りでもあり、歴史とロマン漂う、そんな空間に調和するようなデザインを目指しました。